損害額から控除されるもの、控除されないものは何でしょうか?

Q

損害額から控除されるもの、控除されないものは何でしょうか?

控除の方法は、どうなるのでしょうか。

A

◎ 控除されるもの

① 被害者が支払いを受けた自賠責保険金

② 政府保障事業による填補金

③ 給付が確定している各種社会保険給付金

④ 遺族年金のうち給付確定分

⑤ 所得補償保険金

⑥ 人身傷害補償保険金

◎ 控除しなくてもよいもの

① 養育費

② 香典

③ 見舞金(社会通念上、損害の填補とみられないような少額のもの)

④ 生活保護法による給付金

⑤ 労災保険法による特別支給金、特別年金、休業特別支給金、障害特別支給金、障害特別年金、遺族特別支給金、遺族特別年金、労災就労援助金、介護料など労働福祉事業の一環として支給されるもの

⑥ 未給付の各種社会保険給付金

⑦ 搭乗者傷害保険金(ただし、慰謝料の斟酌事由にされることがあります)

⑧ 自動車事故対策機構法による介護料

⑨ 雇用保険法による給付金

⑩ 生命保険金

⑪ 税金(ただし、高額所得者の税負担の重さを考慮して生活費割合を高めに認定する配慮をした判例もあります)

◎ 控除の方法

労災保険の休業補償給付は財産的損害のうちの消極損害(逸失利益)に対するものなので、この損害を超える給付があっても、その超過給付額を、積極損害や慰謝料から控除することはできないです。

給付額がそれに対応する損害項目の損害を上まわっていても、他の損害項目の損害から控除することはできないです。

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