将来の必要費や手術費は請求できるでしょうか?

自転車で停車中の車のわきを通り抜けようとした際、急にドアを開けられ、転倒して前歯が折れてしまいました。

ひとまず義歯を入れましたが、5~6年でダメになってしまうとのことです。将来また入れ直さなければならないとのことです。

そのような将来必要となる費用もあらかじめ請求できるのでしょうか。

必要であれば認められます。

歯が折損して義歯を入れた場合、その材質や治療技術にもよるでしょうが、それが一生持つというわけにはいかないと考えられます。

同じように義肢、松葉杖、眼鏡、補聴器などの補助器具も、使っているうちに当然傷んだり、使えなくなったりしますから将来買い替える必要が生じます。

① 耐用年数による計算

耐用年数が決まっているものについては、何年に一度買い替えるという蓋然性が高く、費用も確定できますから、その合計額をあらかじめ請求することは比較的容易です。

義足や松葉杖について、耐用年数とか社会通念によって生涯に必要な買替えの回数を計算し、中間利息を控除した現在価を算出して認めている裁判例があります。

② 将来の手術費

将来、再手術の必要がある場合や、大きい手術痕が残って何年か先であれば整形手術が可能という場合などの費用についても同様に考えてよいでしょう。

③ 症状固定後の治療費

症状が固定した後の治療費やリハビリ費用は一般的に否定されることが多いと考えられますが、症状の内容・程度によって認められる場合があります。

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