PTSDと後遺障害の関係は?

PTSDは、交通事故の後遺障害でどのように考えたらよいのでしょうか。

PTSDとは、 Post Traumatic Stress Disorderの略で、「心的外傷後ストレス障害」といいます。

PTSDとは、一般社会から受けるストレスとは異なり、死に比肩できるような外傷体験を経た経験者本人に生じる強い精神的ストレスで、そのため外傷的出来事の反復的で苦痛な回想(フラッシュバック)や回避行動、持続的な覚醒亢進状態が継続し、過剰な驚愕反応等により、就労にも差し支える心身の異常が生じる事態を言います。

交通事故の場合でも死亡事故に巻き込まれたり、凄惨な現場を目撃したりしてPTSDに罹患する可能性があります。

この点、PTSDと診断された場合、法律上その後遺障害をどのように評価すればよいかという問題があります。

実務上は、事故起因性が明確で事故後の精神状態の不安定性が継続しているかどうかによってその程度に応じた等級を認定することになります。

どのような場合にどのような等級が認定されるのかが重要な部分ではありますが、画一的な基準を設けることは難しいと考えられます。

特に、裁判になると、取り寄せたカルテなどによって現症を明らかにし、被害者本人の既往がある場合との関係、事故発生の状況と肉体的傷害の有無ないし程度などを総合考慮して判断することになります。

事故との因果関係、事故自体の重大性・悲惨、凄惨性等をめぐる診断基準の争い、後遺障害評価をめぐる争い等が予想されます。

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